デジタル写真アレルギーを克服するためあえてデジタル~RAW現像で作る自分色

府中側から見た多摩川に架かる是政橋(拡張工事中)の写真1。

撮影カメラ: PENTAX *ist DS2 (RAW) + Carl Zeiss Jena MC Flektogon 2.4/35
RAW現像処理: pixmantec RawShooter essentials 2006 (Ver. 1.2.0)
微調整: Adobe Photoshop CS2 (Ver. 9.0.2)

デジタルカメラの写真は撮った瞬間の実物そのままの色で記録し、出力されることがベストと評価される…そんな傾向があるような気がします。そして、私もこれまでは、その方が良いように思っていました。また、私は写真を撮った後から補正することが、何となく好きではありませんでした。

でも、私が普段使っているデジタル一眼レフカメラとレンズで撮影すると、仕上がりがどうしても自分のイメージと違う気がしてたので、RAWモードで撮影して、撮影した後からRAW現像処理で記憶の中の色に近づけるよう色味の微調整をしてきました。けど、どんなに記憶の中の色に近づけたとしても、何となく面白くない、物足りない、その絵作りが何となく好きになれないことが多々あり、手間の掛かるRAW現像がだんだん嫌いになってきていました。

一方、フィルムでの撮影だと素人の私が撮っても、自分の想像を超えた色が普通に写ってたりして面白い、そんな気がしていたんです。そして、私は見たままに近い色で写るよりも、フィルムのように、どこか少しだけ違って写るのが好きなんだということに気が付きました。

では、デジタルをやめてフィルムに転向すればいい、何て話にもなりますが、せっかく高いお金を出して買ったデジタル一眼レフカメラだし、フィルムや現像代はけっこう負担になるので、もう少し踏ん張って、デジタルの可能性を探ることにしました。結論としては、いろいろ悩んだ末、今後はもっとRAW現像処理にこだわってみることにしました。

最近はプロの方の作品に興味がわいてきて、自分のような素人とは、何がどう違うんだろう?とか考えてたら、写真に対するスタンスがちょっと変わってきたんです。例えば、いろんな写真を見ていると、現実をよりリアルに表現する写真、現実をユーモアに表現する写真、独自の世界観を表現する写真、人の目とは違うカメラならではの不思議な世界を表現する写真などなど、いろいろな傾向があるように思います。いろいろ見ているうちに、変な概念に囚われずに、自分が好きなものを好きなように表現したら良いんだと思い始めました。

また同じように、撮り方や被写体の選び方だけでなく、道具の使い方も使い手次第だと思い始めました。例えばフィルムで撮る場合、撮影にこだわる人は、被写体や自分の好みなどに合わせて使うフィルムを選んだり、フィルターを使ったりしますが、それは撮影結果をイメージしてのセレクトでしょう。そして、フィルムで撮っても、撮影後の現像にこだわって微調整したり、デジタルで調整し直している人も居ます。そして、デジタルで撮影しても、RAW現像処理で絵作りにこだわって、独自の色を表現している人が居ます。

いろいろな作品を見ていると、中にはどう考えても、普通に撮ったらそういう色にならなそう、けどそれが不自然で不快とは感じずに、むしろ気持ちいいとか、快いとか、凄いとか思う作品もたくさんあります。
大切なのは、結果的に自分が好きだと思える色が出せる道具が何か、その道具をどのように使ったらその結果を出せるのかということのように思いました。そして、デジタルのRAW現像処理に対して否定的な考えを持つのはやめて、逆にもっと使い込んでみることにしました。

実際、今までよりも自由な気持ちでRAW現像処理を試してみたら、今までより自分の好みに近い色に出会えたり、現実とはちょっぴり違った世界観が表現できるような感じもしたりして、目から鱗。自分の好きな色に出会えることってこんなに気持ち良いことで、自分は色へのこだわりが特に強かったのだということに気がつけました。

そんなこんなで、これからはデジタルでの撮影でも、今までよりもっと自分らしい絵作りができそうで、何だか楽しくなってきました。あれはTakanonの作品だと、すぐ分かってもらえるような自分らしい絵作りができるよう、いろいろ試してきたいと思います。

ちなみに上の写真は、今までと違った手順でRAW現像してみた写真で、下の写真は、今までと同じような手順でRAW現像してみたもの。良いか悪いかはともかく、けっこう雰囲気が違います。

府中側から見た多摩川に架かる是政橋(拡張工事中)の写真2。

撮影カメラ: PENTAX *ist DS2 (RAW) + Carl Zeiss Jena MC Flektogon 2.4/35
RAW現像処理: pixmantec RawShooter essentials 2006 (Ver. 1.2.0)
微調整: Adobe Photoshop CS2 (Ver. 9.0.2)

最近、今後の人生のヒントがようやく少し見えてきた気がしてたけど、写真の方も少し見えてきたような気がします。

この記事へのコメント一覧

初めまして、こよなくフイルム写真を愛してますが、昨今のデジタルブームに乗り遅れないでデジタル写真を勉強してますがjpegの写真ではどうしても不満が残るのでRaw現像で処理を望んでます。Jpegだと補正すればする程下増が悪くなるので自分で現像を試みてます。難しいですか? スキャナーでフイルムを取り込んで補正は楽ですけどデジタルは初めてなので。

コメント: 銀塩男 | 2007年10月04日 04時32分

銀塩男さん、はじめまして、こんばんは。
御来訪、コメント、ありがとうございます!

スキャナーでフィルムを取り込んで補正していらっしゃるのであれば、デジタルのRAW現像の方が、むしろ簡単かもしれませんよ。あとは、自分の好みの雰囲気が出せるかどうかでしょう。

RAW現像ソフトは使い勝手や仕上がりに好み差があるかと思いますので、まずは各社の体験版を活用してみると良さそうです。ちなみに私の場合は、Adobeが何と無く無難に合っている気がしています。

コメント: Takanon | 2007年10月05日 00時05分

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