夕日の写真でHDRを活用したデジタル現像処理の実験
写真1:HDR化した後、トーンカーブ等を調整して仕上げたもの。
撮影カメラ: PENTAX *ist DS2 (RAW) + SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC
RAW現像&画像調整: Adobe Photoshop CS3 (10.0) Extended & Camera RAW 4.1
就職活動が徐々に波に乗ってきたので、前から1度試してみたいと思っていたHDRを活用した現像処理を生き抜きがてら、Photoshop CS3の新機能の確認がてら、試してみました。なお、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」については、Adobeのサイトなどをご参照ください。
結論から言いますと、やはりそれなりの効果が得られるようなので、三脚が使える場面で、HDRでないと撮れないような写真に仕上げたいと感じたとき、手間を惜しまず特別な気合いを入れて明暗差を表現したいときなどで、今後も活用してみたいと思っています。
さて、まず1枚目の写真は、RAWデータ3枚(それぞれ露光量をやや暗め、暗め、明るめにして撮影したもの)をHDRデータ化した後、トーンカーブ等を調整して仕上げたものです。
そして2枚目の写真は、やや暗めに撮影した写真のRAWデータ(写真3)をRAW現像処理し、トーンカーブ等を調整して仕上げたものです。
写真2:Camera RawでRAW現像処理した後、トーンカーブ等を調整して仕上げたもの。
う~ん、微妙な差ですね。1枚目より彩度が少し低いのは、私の作業誤差です。差が少なくてごめんなさい。クリックして拡大画像を見てください…。
今回は元画像3枚の明暗差が少なめだったこと、RAW現像処理もそれなりに上手くできていることもあり(RAWモードではなくJPEGモードで普通に撮影していたら、恐らくもっと差が付いたと思います)、大きめの画像で良く見比べないと分かり難くなってしまいましたが、よく見ると1枚目の方が雲に立体感があります。特に2枚目の雲の明るい部分に注目すると、白っぽくややのっぺりしているように見えるかと思います。
では元画像はというと、カメラのオートブラケット機能(今回は±0.7EV)を使って撮影した次の3枚になります。

写真3:やや暗めに撮影したもの(RAW、ISO 200、F/11.0、1/160、+1.3EV)

写真4:暗めに撮影したもの(RAW、ISO 200、F/11.0、1/250、+0.7EV)

写真5:明るめに撮影したもの(RAW、ISO 200、F/11.0、1/250、+2.0EV)
こうして見比べてみると、差が少なめですね。効果も出にくい訳です…とほほ。もっと暗く、もっと明るいデータを用意した方がHDRの効果が引き出せそうに思えます。今度HDRで撮影に臨む場合は、もっと明暗に差を付けて撮影してみます。
しかし、こうやって元画像を見ると地味で見栄えがしませんね。1枚目と2枚目の写真では、どちらもイメージ重視で実物より派手目に仕上げているとはいえ、元画像は実物よりも明らかに地味な印象です。
最後6枚目は、HDR化した直後の画像です。

写真6:写真3、4、5の3枚をHDR化した直後のもの
HDR化したばかりの画像も、これまた調整無しだと元画像以上にコントラストが低く、見栄えのしない眠い絵だったりします。けど、トーンカーブなどを調整することで、このなかにたくさん眠っている色を引き出すことができます。いろいろ手間が掛かりますが、またいつか試して、次はもっと分かりやすい効果が出せたらと思います。
この記事へのコメント一覧
てんしさん、おはようございます!
HDRの世界って、今回の記事を書くまであまり注目していなくて、単純に写真のダイナミックレンジを少しでも稼ぐためのものだと思っていたので、今回くらい地味な結果でも、私的にはまあまあOKな結果だったのですが、海外の作例などを見てみると、まるでCGでも見るかのような、かなり独特な雰囲気の写真もあったりして、凄い事になってますね~。
Photomatixも、今回HDRの情報を検索してみて初めて目にしましたが、1つのRAWデータで明暗差のある3つのデータを作ってHDR化できるのはPhotoshopより手軽で、なかなか面白そうですね。
私も今度試してみようと思います!
コメント: Takanon | 2007年07月30日 05時18分
こんばんは(^^)
こういう記事を拝見すると、最新技術についていけなくなる年配の方々の気持ちがわかります(^^;
僕はCanonなので、DPPだけで現像してますが、いつかフォトショを使ってみたいものです(^^)
コメント: ひろ | 2007年08月06日 00時37分
ひろさん、こんばんは!
近頃は、SONYがDレンジオプティマイザー、ニコンがDライティング、FUJIはCCDそのものがハイダイナミックレンジ対応など、カメラ側での対応が進みつつあるので、将来は手ブレ補正、高感度に次ぐトレンドとして、カメラだけで簡単に同じような事ができるかもしれません。そしたら、年配の方々も大丈夫かもしれません(笑)。
CANONも次世代機種かDPPで、ダイナミックレンジに関する機能に対応するかもしれませんね。
コメント: Takanon | 2007年08月07日 00時00分
I can’t stand the way some people express their mind – it sound terrible. Is a lot of cussing necessary, guys?
コメント: gogomast23 | 2008年04月07日 03時15分
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HDRって、独特の世界ですよね。この手のソフトでは有名なPhotomatixを試して買う一歩手前まで行きましたが、費用はレンズに化けました(笑)。
コメント: てんし | 2007年07月29日 01時49分